探偵手記

コナンのこととかまぁいろいろと…

名探偵コナンFILE.1024までの感想と『命がけの復活』再考察

※ネタバレあり

以下ほとんど命がけの復活シリーズの感想。

 

 

京極さんが何故か普通に一緒に映画館を見にいってるところから始まった今シリーズ。
1023話で世良が「新一とコナンは同じ場所に居たか」を蘭に投げかける。
これに蘭が「居たよ」と言った1024話。文化祭の件があったので、予想通り世良の追及失敗になりました。
ただ多分この話はこのままでは終わらない。ここまで自力でコナン=工藤新一にたどり着いた(母親の件もあり)世良なら、あれがコナンでは無いということも、灰原が変装していたことも気付くんじゃないかな。
世良の目的は解毒薬。だからどっちにしろ、薬の開発者と接触することが目的になっている。…さてどうなるか。

 

今回久々に出てきた「文化祭」のシーン。
ただ懐かしい演出回想……というわけではないと思います。
例えば今週号で出てきたジュースと青酸カリの第二の殺人事件。これは文化祭で起きた殺人事件と内容が被ってます。あのときのトリックはジュースの氷に青酸カリを入れた…というもの。今回は、どうかな?
先週から多分文化祭の話が出てきそうだな……と予想して25巻26巻のみんな大好き『命がけの復活』を読み直していたんですが、このシリーズ謎が多い。謎が謎のまま終ってるんですね。回収されたっけ?
命がけの復活=文化祭と思いがちですが(私だけ?)あの話はコナンが探偵団と一緒に鍾乳洞に迷い込み、撃たれたとこから始まるシリーズ。
意味深な暗号と『将棋』がトリックのヒント。
そしてあの将棋の洞窟を作った人物は謎のまま。誰も知らない…という落ちがついている。今見直すと将棋なんて重要アイテム、流して良いわけがないと分かる。
そしてまだ謎がありますね。あの文化祭、推理後に新一は倒れたわけだけど「なぜ子供の姿に戻らなかったのか?」という疑問がある。
初めての解毒薬の試作品を試した回でもあり、効果の予想持続時間がどれほどだったのか灰原しか分からないけれど、その後の試作品の効果は基本24時間ということになっている。ただ最初のときは明らかに1日以上効果が持続している。
最初の服用で、薬がよく効いたのかもしれないし、身体に影響が出ない程度に灰原がつくりかえたのかもしれないけれど、もしあれが何らかの影響で効果が長続き、または身体が本当に戻っていたのだとしたら?
その何らかは何か。というのが分からないけど、考えられるのは銃で撃たれたコナンが蘭に大量の輸血してもらったということ。ただコナンは上気道感染で退院まで時間がかかっている。輸血がそこまで効果があることなのか?それは分からない。
ただ輸血、血といえば本堂姉弟の話になる。血液型まで変わってしまう骨髄移植…。
血がキーワードなのは多分かなり考察されてそう。
文化祭の事件の顛末は、今度発表する学説に反する例外的な患者を、学説のために殺害した「被害者」を医者の風上にも置けない殺した…というもの。
確かAPTXによる幼児化は本来目的とされていた薬の効能とは違うはず。例外的なのがコナンと灰原と…。
この一連の流れを偶然と片付けるのは無理がある。さらに言うと安室関連で出てくる遺伝子というキーワードとか…。

連載中のシリーズがどんな方向になるのか。
何かが明かされるのか、世良がどこにたどり着くのか、読者になにが分かるのか。
正直今回始まった時は「映画のためにつくった京極シリーズかな」と思ってたんですが(京極さん好きなので嬉しいです)やっぱり最近のコナンは大筋が止まることは無いんだなと思いました。

多分このシリーズが終わればゼロとバトンタッチ?映画特報も出たことなので、一旦落ちついてもう一度考える時間ができそうですね。


キッドVS京極ってまともに戦ってキッドに勝ち目あるのかな…?