探偵手記

コナンのこととかまぁいろいろと…

アフター6ジャンクションの名探偵コナン特集をコナンファンが聴いてみた

ブログデザイン変更しました。考察記事は時間かかるのでいつになるか。とりあえずこの記事下書き保存してちょっと追加してアップしたら前売り買ってきます。アニメールを手にしたい(誰向けの報告)

 

TBSラジオのアフター6ジャンクションで名探偵コナン特集がありました。なんと1時間!
タイムシフトでも聞けますが、エリア放送が途中で切れてたのでラジオクラウドアプリを入れました。28日分なのでおはやめに。

radiocloud.jp

20時前からコナンっぽいネタ投稿企画。20時からずーっとコナンです。
映画批評でおなじみの宇多丸さんの番組ですね。ムービーウォッチメンは時々聞いてましたが、この番組は初聞きだったかも…。

今回宇多丸さんはコナン弱者ということで(そういえばゼロの執行人レビュー無かったな笑)、物語評論家のさわやかさんをゲストに招いていました。
さわやかさんは「平成とコナン」批評本を書くにあたって殆ど知らなかった95巻一気読みしたそうで、それにあたってデータをまとめてらっしゃいました。死亡者の男女比、犯罪方法、理由などなどをエクセルにすべてまとめたのだとか。そのデータ欲しいなw(今度出すらしい本に載るんでしょうか)

「ラブコメ」を軸にしている話とテーマ的に平成風俗に寄り添ってきた作風についてがメインのお話しでした。例えばカラオケブームの向きあい方、ギャル文化などの時代の取り入れ方についての話から、「携帯電話」を組織編にトリックに取り入れた話まで。

一回ざっと聞いた感想としては…まぁ、最近読んだ方なのかなという感じで(笑)実際時代と共に見てきた人なら言われなくても体感で分かるだろ、という感じの話が多かったかも…。ただコナンファンなら「そんな当たり前のことを…」と思うかもしれないけど、知らない人にとっちゃ新鮮か。これはオタクあるあるですね。
構成作家さんがコナンファンなのと、宇多丸さんと一緒に木曜担当だった宇内アナウンサーもコナンを結構見てらっしゃるようで、さわやかさんの批評紹介中に時々ガッとテンションがあがって宇内さんが話し出した内容が「そうそうそれそれ!」となります。
映画はとくに時代と共に蘭が強くなった!ということですが、蘭姉は最初から強いし今も儚いんだけどね。監督によるものだと思うし、青山先生の映画への関わり方とかも、もう少し宇多丸さんに説いてよかったかも。

ブコメの話も結構長かったでしょうか。殺人ラブコメについても触れていました。
サザエさん三河屋さんがラブコメしているようなものとのことでしたが、言ってることは分かるんですが、どうも私はそのポジションを山村刑事だと思ってることに気付いたので素直にうなずけませんでした(顔の系統似てるだけだろ)。
この点に置いても山内アナは高木と佐藤カップルのお話しをしてくれて嬉しかったです。京極出てきたらテンションあがるよね!

よく言われる男性目線で見たコナンの設定という話や、初めて聞いた例えだとラブコメなどの人間描写と事件の関わりを海外ドラマのようだと言っていたり、興味深い批評も多かったです。

確かに名探偵コナンという作品はエンタメであり国民的と頭につくコンテンツになったせいで、こういった外部のオタク的視点から事象を語られるといったことがあまり無かったと思います。
ただコナンって実はオタク向けの話を世間が勝手に受け入れて子供ナイズしているだけで、実際話を追っていると「少年心」で描かれてはいるけど決してながら見出来るようなものではない。大人の恋愛描写なんて、はっきり言って全世代向けではない。子供に見せたくないという親が居ても仕方ない(笑)
そういう部分含め、確実にオタクに刺さる作風だと思うんです。実際作品の多くのファンはそういう部分が好きなんじゃないかな。アニメ放送当時、子供心にも理解できない部分があって(筆者は原作とアニメ1話先にどっちを見たかはうろ覚えですが結構リアルタイムで見てます)、そういう部分が引っかかって分からないなりに考える部分があり、結局は面白かった。
今回みたいな批評はファンからすると全てしっくりくるものでは無いかもしれない(ファンなら自分で書けって話です)。しかし議論するためには、いろんな批評があって良いんじゃないでしょうか。議論するのがミステリーなんじゃないかとも思っています。欲を言うともっと組織のストーリー軸の話もしてほしかったかな。時間足りなかった?

にしても今回の目玉は保安官エヴァンスの嘘』の栗山ミヅキ先生がメールを送ってきたことですよ!!
ちょっとその部分だけ書き起こします。

宇多丸さん、宇内さん、さわやかさん。こんばんは。
週刊少年サンデーにて保安官エヴァンスの嘘を連載している栗山ミヅキと申します。僕は物心がついて最初に出会った少年漫画が名探偵コナンで、その後青山先生と同じ大学、同じ漫研、当時同じ担当編集、現在同じ雑誌で連載しているものです。同業者となった今前作のYAIBAから一月も経たないうちに準備して始まった連載が未だに最前線で続いていることが考えられません。その時間の無さが荒唐無稽な設定を生んだのでしょうか。ただただ凡人として仰ぎ見るばかりです。

(この後4週間という訂正がありました)

コナンファンはぜひ、どんな風に語られたか聞いてみてください。1時間たっぷりコナン談義はやっぱり楽しかったです。