探偵手記

コナンのこととかまぁいろいろと…

名探偵コナンの考察と感想ブログについて雑感

考察は荒唐無稽なものもあり、推理はあらゆる可能性を潰すものである(シャーロックホームズ)が、考察はあらゆる可能性を見出していくことで楽しさが生まれるものだと感じています。
名探偵コナンにおいての正解は原作に描かれたことであり、そこで考察が否定されることもあるでしょう。
そのとき原作や、原作者の言葉を武器に「その考察は絶対違う、ありえない」と他者の考えを否定する必要はないと思っています。
違うなら違ったねで良いし、そっちのほうが面白いと思ったのならそれでいいのではないかと。
昨今の色んな考察ブログというものは、結局犯人当てゲームになっている感が強く、このときもしかしたらこのキャラはこんなことを思っていたのもしれない。というようなところまでは考察されない傾向にあるような気がします。
キャラがこんなことを思っていたかもしれない、とかくと二次創作という場所で語るようなことになっているのかもしれません。

が、それは違うと思うのです。
考察ってもっと自由じゃないですか。考えて察するんだから。加害者のこともっと考えても良いと思うし、脇キャラに執着してデータ化するようになっても良いと思うのです。

考察ブログに必要なことは、ある考えを一意見として、触れるでもなく置いておくことかなと思います。本来感じたことをそのままでいいはずですし、人の感想に踏み入る権利は誰にも無いです。漫画だけではなく作品の受け取り方って人それぞれだと思うので、そこをそこまで否定することは誰にもできないはずです。

炎上が話題になります。前回の記事も炎上案件の議論の一つとして思わぬ形で広まったようですが、前回の記事はかなり曖昧な捉え方をした文章になっていると思います。

このブログで特に気を付けているところは、そこです。
最初から私には考察ブログは無理だと思っていました。
決めつけることもできないし、そこまで考える能力も無い。だからこそ、色んな意見があっていいという風に記事をまとめて、感想ブログの形をとっています。

前回の記事は極力その場にあることだけをまとめました。
個人的には考察ってそういうものじゃないかな、と思っているからです。いろんな考え方があるでしょう。ただ多くの人に語り掛けるように書く場合は、そのような形式をとったほうが良いかなと思うので…おのずとああいった記事になりました。

作者の意図を勝手に解釈し自分の受け取り方を絶対として広めることは、あまり好ましく思っていません。誰かの意見を否定するのもです。
そういう考えもあるんだな、と存在を許容できたら炎上なんてすぐ収まると思います。

でも多分昨今のブームでは無理でしょう、と考えているのが本音です。
色んな人がいるってことは、許容できない人もいると言うことであるからです。

ではこのネット上に蔓延る洒落にならない罵詈雑言などをどう受け止めるのか…という話ですが、受け止めなくていいと思うし、攻撃しなくてもいいと思っています。作者の言葉を武器にすることもできるだけしたくないですし、そんなことよりも漫画を読んで、自分の思ったことを大切に。感想は「誰か」に届けて。そうしていれば、純粋に作品を楽しめるのかなって思います。

こうやって頭の中を整理するには、とてもいい場所として使えている気がします。
なんちゃって考察ブログと書いていますが、感想ブログにしては考えすぎなのでそう言ってるだけなのかな。自分のこともよくわからないので、考察ブログは一生無理ですね。