探偵手記

コナンのこととかまぁいろいろと…

〔感想・12巻再考察〕サンデー名探偵コナンFILE.1035 堆黒盆 ※6/15シェリごとについて追記

いつも通り読んでない人にはわからない書き方ですので、あらすじをなぞるのを楽しみたい方は別のところで。

 

久しぶりな気がするコナン本編。
間に読んでるゼロティも楽しいんですが、高橋留美子先生のMAOが結構好きな感じで面白いんですよね…。アニメ化期待。古見さんも良かったな。
十勝ひとりぼっち農園がそろそろ青山先生登場のようで、楽しみです(笑)

 

さて、まずは新シリーズのエピソードから。
ゼロティ再開時期を考えると全4話だと思います。

12巻登場の阿笠栗介邸のあとの話…これはあとで追記しますが、そこで見つけた小皿が骨董品とみて博士が知り合いに鑑定してもらおうとしたところ、堆黒盆という1億円級の漆芸品を見せてもらえることになり、世良と沖矢がチェリーを持ってきて…!?という文字で見るとよく分からない導入。
昴さんのお裾分けシリーズ、今回はチェリーですが何故?
灰原と世良がついにがっつり邂逅するようなので、「チェリー」と「シェリー」を掛けている気がしないでもないです。違う果物ですけどね。
大体今まで肉じゃがやカレーと、あまり意味が無かったので深堀りするよりはダジャレかなと思います(笑)

※6/15追記
シェリーのひとりごと」にてチェリーは有希子の好物という情報がありました。そうだったんだ!
となると肉じゃがやカレーにも意味がありますかね。沖矢は料理をあまりしたことがなかった?ので生煮え料理を作っていた。それをする必要が無くなったのかな?工藤夫妻は日本に居るとは思ってましたが、現在あの家に住んでるんでしょうか。それとも本当にただの有希子からのお裾分けか(笑)そして沖矢の料理上手への道は途絶えたか…。


さて、なんやかんやで妹に甘い?沖矢さん。
世良を嫌がる灰原を他所に阿笠博士の家に入れてしまいます。

沖矢という名の赤井:それに妹には…少々聞いておきたい事もあったしな…

母親……と、父親のことでしょうか…知らないのかな?
色んなキャラに言える事ですが報連相はしたほうが良いですよね。

世良:なぁ?「哀」って変わった名前だよな?親がつけたのか?

灰原は寝ているのか、たぬき寝入りなのかよく分かりません。
博士が「コーデリア・グレイ」と「V・I・ウォーショースキー」からとって灰原愛→志保がそれよりは「哀」ということにしたのが作品内での灰原哀の由来。
メタ的には青山先生はアイリーン・アドラって言ってますけど。

このビートルに5人で乗ってるシーン、可愛いです。

だんだん誤魔化すことが面倒になってきた様子の哀ちゃん。
世良の前でも粗暴な態度になっていきます(笑)もうさっさと話してしまえと読者は思うけど、順序というものが今シリーズなので期待しますよ!
鑑定人の西津さん、博士の作った補聴器『聞こエンジェル』の不具合で、コナン一行の到着に気付きません。
博士…。
堆黒盆は黒タイツに8千万~1億円という鑑定額を聞かれ、襲われてしまいました。
犯人は偽物を持っていたようですね。
頭部を殴ったところでやってきた阿笠博士。西津さんを発見。
西津さんは「これが本物…」と皿に血をつけたのを博士に伝えます。
その間に工具のノミのようなもので背中をぶすりと刺されました。
携帯電話を車に置いてきた博士は慌てて戻り、途中コナンたちに会って沖矢、世良、コナンは駆け付けたときには、西津さん死亡…。
博士…自分を、責めないでね。
そこでやってきた鑑定依頼人の容疑者3人で次回へつづく…。
博士…博士不憫…。
せめて小皿が値打ちのあるものだといいですね…。

 

さて今回のエピソード冒頭で出てきたのが阿笠栗介の話。
先週アニメ放送されたばかりの『マリアちゃんをさがせ!』でも宝探しゲームの話が出てきましたが、12巻のエピソード『月と星と太陽の秘密』でした。
栗介邸で謎解きゲームをして、最後には遺体を見つけ宝が見つけられなかった犯人が仏さんに銃乱射する…ざっくり書いてしまえばこんな話ですね。
博士の叔父の栗介とその妹の定子をめぐる、一人の画家の話…と書いた方が良い感じでしょうか。
あの回では「ボイスレコンジャー」という博士がバンダイと開発した謎グッズが出て解決に役立つのですが、今回も「聞こエンジェル」を使って何かトリックを仕掛けるのかな?
12巻の宝探しゲームのとき、あらかじめ博士は栗介邸を訪れています。
その時に片付けついでに小皿を持ってきた…ということですね。
いやぁ、名探偵コナンって改めて時が経過していませんね(笑)
辛うじて灰原がまだ登場していないとき、というのが少し遠い過去のように思いますが、12巻の内容が97巻でつい先日のように出てくるのは面白いですし、ファンサービスのようにも思えます。
京極回の文化祭もそうでしたが、最近わざとそういうようにしてるような気も…。
さてこの大富豪阿笠栗介。
このキャラ自体は、とくに重要人物というわけでは無いような気がします。
優作さんも博士の叔母さんをシャレで「太陽の様な人」と言っていますし、回想も明るいです。
作者が博士の叔父と叔母の存在を忘れていたこともありますし…。
ただ『マリアちゃんをさがせ』のエピソードを考えたとき、どうして突然あの回想が入ったのか気になるものがありました。
確かに探偵団が捜索することで思い出す話かもしれません。
でも何を隠そう、あの方バレの重要回で出てきたこと。無視するにはあまりにも意味深。
『月と星と太陽の秘密』は果たして何の秘密があったのか。
大富豪の隠し財産を見つけよ!というのは『黄昏の館』と被る気もしますが、屋敷のサイズも小さければ実際出てきたのは小さな皿くらいのもの。
うーん、と12巻を読み直すと…その次の話があの、テキーラ死亡回だったんですね!重要回!
マリアちゃんを探せも前半で捜索を終え、後半にあの方の正体でした。
つまりここまで栗介邸エピソードが出たら、その後に重要回!というのが続いています。
これはもしやこの後…?
ちなみにテキーラ死亡回のあとの話はアイリーン・アドラーの嘲笑』で印象的な回。ホームズフリーク殺人事件です。

さて現在の名探偵コナンですが、『ラム・浅香編』『メアリー編』『バーボン編+α』が3つ同時進行しているように思えます。

ラムや浅香はだいぶ絞れてきたように思えます。
バーボン編もスコッチの兄発覚やお茶会もあり、佳境に来ました(というか、時系列ではすでに終わっているのかもしれない。描かれてないだけで)。
メアリー編は灰原がキー…つまり今回の世良と灰原の邂逅がキーとなります。

どれも8割9割のところまで来た…となると、
これは一気に謎を明かすということになるのかもしれませんね。
Xデーはもうすぐかも!

でもXデーきたら、名探偵コナンの今後の展開はどうなっちゃうんでしょう。
ラムが只者では無いというのは分かっていますが…。
こうなってくると、気になるのは花粉症の新人でしょうか(少数派?)
花粉症の新人編が始まるのか否か、それもXデーに分かるのか。はたして特に意味は無いのか!?
100巻…近づいてますよね。100巻で何かが起こる。
それまでの助走が、今は続いているように見えます。

そうそう、警察学校編ですが本編の展開に合わせてるんじゃないでしょうか。
近々始まると言うことは、バーボン編…というか降谷編の答え合わせも、そこで色々とあるのかもしれませんね。

 

最後に…
いま、堆黒盆をググったんですが「なんでも鑑定団の1億円鑑定」出てきました。
コナン君、鑑定団見てるのね。だろうなと思ったよ。