探偵手記

コナンのこととかまぁいろいろと…

〔感想・考察〕サンデー 名探偵コナンFILE.1036アダルトな子

さてちょっと時間的にさくさく書きたいと思います。

亡くなった西津さんのダイイングメッセージ…というよりは、古美術鑑定家としての生涯を全うしたかのような本物の堆黒盆への血の痕。
どうやって犯人はここから本物の堆黒盆を手に入れるつもりなのか。
というわけで、全部に指で血をつけちゃいましたね。
血、つけて平気なのかな…?鑑定額下がらないかな??
一応つけてる場所が違うので犯人たちは見分けがつく。
犯人たちは全員アリバイが無い。
となると、その本物をコナンたちが見つけて、その本物を持ち帰ろうとした人が犯人…ということになるのかな?

「明明白白」という言葉を使った灰原に、世良が「アダルトだねぇ」と突っかかります。ワードセンスがめちゃくちゃ青山剛昌です。

世良:君…本当は何歳なんだ?君も飲んだんだろ?コナン君と同じ…例の…

もうバレバレだ!みんな世良に言ってしまえ!と一読者は思う。
しかしお兄ちゃん沖矢が世良を撒いてしまいました。また展開お預けか?

そして世良が気付きます。

世良:そういえばアンタ…何で見抜けたんだ?
沖矢:ん?
世良:ボクが阿笠博士の家の門の陰から中の様子をうかがってた時に…声をかけて来ただろ?
(回想)沖矢:気になる人がいるなら私と一緒に中に入りますか?
世良:そしてアンタはコナン君に聞かれてこう答えた…
(回想)コナン:門の所に誰かいなかった?
    沖矢:ええ いましたよ…バイクのメットを被った…女の子が!
世良:どうしてわかったんだよ?ボクが女だって…

 そう、このシーン沖矢さんが「女の子が!」<!>って付けてたので引っかかったんです。世良ちゃんも女の子と言われることは作中で少ないですし。
そして感想をしようかと思ったんですが「あれ…知らなかった?」って思い読み直したところ、77巻で沖矢と世良が邂逅したとき、泡を立てて歯を磨く沖矢に制服姿の世良が現れるんですよね。ばっちりとスカート姿で対面しています。
なので当然知ってるものとして接しているのかと、先週時点では考察できず。
しかし今回世良が指摘したことで、やはり伏線だったことが分かりました。
ってことで予想すると今回の世良の沖矢への追及は、結果的に失敗ということになるのでしょう。
少し前も同じことがありました。

dcstock.hatenablog.com

前回は「新一とコナンは同じ場所に居たことがあるか」という質問を蘭に投げかけ、文化祭を思い出して蘭は「ある」と答え追及失敗。(実際は灰原の変装)
その他にも世良はいまいち詰めが甘い描写があって、9割真実に近づけるのに最後で外れる…みたいなキャラ位置に見えます。
でもいつも目の付け所は凄く良い。
今回の灰原や沖矢への言及もが甘く失敗、となりそうですが物語的にもそろそろズバリと当ててほしいと思うところ。
全部喋って悪いことは無いですし、沖矢が世良に聞きたいことついでにバラせばいいと思うんですが…はてさて。次週です。

 

ひとりぼっち農園のカレーが食べたい。

〔感想・12巻再考察〕サンデー名探偵コナンFILE.1035 堆黒盆 ※6/15シェリごとについて追記

いつも通り読んでない人にはわからない書き方ですので、あらすじをなぞるのを楽しみたい方は別のところで。

 

久しぶりな気がするコナン本編。
間に読んでるゼロティも楽しいんですが、高橋留美子先生のMAOが結構好きな感じで面白いんですよね…。アニメ化期待。古見さんも良かったな。
十勝ひとりぼっち農園がそろそろ青山先生登場のようで、楽しみです(笑)

 

さて、まずは新シリーズのエピソードから。
ゼロティ再開時期を考えると全4話だと思います。

12巻登場の阿笠栗介邸のあとの話…これはあとで追記しますが、そこで見つけた小皿が骨董品とみて博士が知り合いに鑑定してもらおうとしたところ、堆黒盆という1億円級の漆芸品を見せてもらえることになり、世良と沖矢がチェリーを持ってきて…!?という文字で見るとよく分からない導入。
昴さんのお裾分けシリーズ、今回はチェリーですが何故?
灰原と世良がついにがっつり邂逅するようなので、「チェリー」と「シェリー」を掛けている気がしないでもないです。違う果物ですけどね。
大体今まで肉じゃがやカレーと、あまり意味が無かったので深堀りするよりはダジャレかなと思います(笑)

※6/15追記
シェリーのひとりごと」にてチェリーは有希子の好物という情報がありました。そうだったんだ!
となると肉じゃがやカレーにも意味がありますかね。沖矢は料理をあまりしたことがなかった?ので生煮え料理を作っていた。それをする必要が無くなったのかな?工藤夫妻は日本に居るとは思ってましたが、現在あの家に住んでるんでしょうか。それとも本当にただの有希子からのお裾分けか(笑)そして沖矢の料理上手への道は途絶えたか…。


さて、なんやかんやで妹に甘い?沖矢さん。
世良を嫌がる灰原を他所に阿笠博士の家に入れてしまいます。

沖矢という名の赤井:それに妹には…少々聞いておきたい事もあったしな…

母親……と、父親のことでしょうか…知らないのかな?
色んなキャラに言える事ですが報連相はしたほうが良いですよね。

世良:なぁ?「哀」って変わった名前だよな?親がつけたのか?

灰原は寝ているのか、たぬき寝入りなのかよく分かりません。
博士が「コーデリア・グレイ」と「V・I・ウォーショースキー」からとって灰原愛→志保がそれよりは「哀」ということにしたのが作品内での灰原哀の由来。
メタ的には青山先生はアイリーン・アドラって言ってますけど。

このビートルに5人で乗ってるシーン、可愛いです。

だんだん誤魔化すことが面倒になってきた様子の哀ちゃん。
世良の前でも粗暴な態度になっていきます(笑)もうさっさと話してしまえと読者は思うけど、順序というものが今シリーズなので期待しますよ!
鑑定人の西津さん、博士の作った補聴器『聞こエンジェル』の不具合で、コナン一行の到着に気付きません。
博士…。
堆黒盆は黒タイツに8千万~1億円という鑑定額を聞かれ、襲われてしまいました。
犯人は偽物を持っていたようですね。
頭部を殴ったところでやってきた阿笠博士。西津さんを発見。
西津さんは「これが本物…」と皿に血をつけたのを博士に伝えます。
その間に工具のノミのようなもので背中をぶすりと刺されました。
携帯電話を車に置いてきた博士は慌てて戻り、途中コナンたちに会って沖矢、世良、コナンは駆け付けたときには、西津さん死亡…。
博士…自分を、責めないでね。
そこでやってきた鑑定依頼人の容疑者3人で次回へつづく…。
博士…博士不憫…。
せめて小皿が値打ちのあるものだといいですね…。

 

さて今回のエピソード冒頭で出てきたのが阿笠栗介の話。
先週アニメ放送されたばかりの『マリアちゃんをさがせ!』でも宝探しゲームの話が出てきましたが、12巻のエピソード『月と星と太陽の秘密』でした。
栗介邸で謎解きゲームをして、最後には遺体を見つけ宝が見つけられなかった犯人が仏さんに銃乱射する…ざっくり書いてしまえばこんな話ですね。
博士の叔父の栗介とその妹の定子をめぐる、一人の画家の話…と書いた方が良い感じでしょうか。
あの回では「ボイスレコンジャー」という博士がバンダイと開発した謎グッズが出て解決に役立つのですが、今回も「聞こエンジェル」を使って何かトリックを仕掛けるのかな?
12巻の宝探しゲームのとき、あらかじめ博士は栗介邸を訪れています。
その時に片付けついでに小皿を持ってきた…ということですね。
いやぁ、名探偵コナンって改めて時が経過していませんね(笑)
辛うじて灰原がまだ登場していないとき、というのが少し遠い過去のように思いますが、12巻の内容が97巻でつい先日のように出てくるのは面白いですし、ファンサービスのようにも思えます。
京極回の文化祭もそうでしたが、最近わざとそういうようにしてるような気も…。
さてこの大富豪阿笠栗介。
このキャラ自体は、とくに重要人物というわけでは無いような気がします。
優作さんも博士の叔母さんをシャレで「太陽の様な人」と言っていますし、回想も明るいです。
作者が博士の叔父と叔母の存在を忘れていたこともありますし…。
ただ『マリアちゃんをさがせ』のエピソードを考えたとき、どうして突然あの回想が入ったのか気になるものがありました。
確かに探偵団が捜索することで思い出す話かもしれません。
でも何を隠そう、あの方バレの重要回で出てきたこと。無視するにはあまりにも意味深。
『月と星と太陽の秘密』は果たして何の秘密があったのか。
大富豪の隠し財産を見つけよ!というのは『黄昏の館』と被る気もしますが、屋敷のサイズも小さければ実際出てきたのは小さな皿くらいのもの。
うーん、と12巻を読み直すと…その次の話があの、テキーラ死亡回だったんですね!重要回!
マリアちゃんを探せも前半で捜索を終え、後半にあの方の正体でした。
つまりここまで栗介邸エピソードが出たら、その後に重要回!というのが続いています。
これはもしやこの後…?
ちなみにテキーラ死亡回のあとの話はアイリーン・アドラーの嘲笑』で印象的な回。ホームズフリーク殺人事件です。

さて現在の名探偵コナンですが、『ラム・浅香編』『メアリー編』『バーボン編+α』が3つ同時進行しているように思えます。

ラムや浅香はだいぶ絞れてきたように思えます。
バーボン編もスコッチの兄発覚やお茶会もあり、佳境に来ました(というか、時系列ではすでに終わっているのかもしれない。描かれてないだけで)。
メアリー編は灰原がキー…つまり今回の世良と灰原の邂逅がキーとなります。

どれも8割9割のところまで来た…となると、
これは一気に謎を明かすということになるのかもしれませんね。
Xデーはもうすぐかも!

でもXデーきたら、名探偵コナンの今後の展開はどうなっちゃうんでしょう。
ラムが只者では無いというのは分かっていますが…。
こうなってくると、気になるのは花粉症の新人でしょうか(少数派?)
花粉症の新人編が始まるのか否か、それもXデーに分かるのか。はたして特に意味は無いのか!?
100巻…近づいてますよね。100巻で何かが起こる。
それまでの助走が、今は続いているように見えます。

そうそう、警察学校編ですが本編の展開に合わせてるんじゃないでしょうか。
近々始まると言うことは、バーボン編…というか降谷編の答え合わせも、そこで色々とあるのかもしれませんね。

 

最後に…
いま、堆黒盆をググったんですが「なんでも鑑定団の1億円鑑定」出てきました。
コナン君、鑑定団見てるのね。だろうなと思ったよ。

 

名探偵コナンの考察と感想ブログについて雑感

考察は荒唐無稽なものもあり、推理はあらゆる可能性を潰すものである(シャーロックホームズ)が、考察はあらゆる可能性を見出していくことで楽しさが生まれるものだと感じています。
名探偵コナンにおいての正解は原作に描かれたことであり、そこで考察が否定されることもあるでしょう。
そのとき原作や、原作者の言葉を武器に「その考察は絶対違う、ありえない」と他者の考えを否定する必要はないと思っています。
違うなら違ったねで良いし、そっちのほうが面白いと思ったのならそれでいいのではないかと。
昨今の色んな考察ブログというものは、結局犯人当てゲームになっている感が強く、このときもしかしたらこのキャラはこんなことを思っていたのもしれない。というようなところまでは考察されない傾向にあるような気がします。
キャラがこんなことを思っていたかもしれない、とかくと二次創作という場所で語るようなことになっているのかもしれません。

が、それは違うと思うのです。
考察ってもっと自由じゃないですか。考えて察するんだから。加害者のこともっと考えても良いと思うし、脇キャラに執着してデータ化するようになっても良いと思うのです。

考察ブログに必要なことは、ある考えを一意見として、触れるでもなく置いておくことかなと思います。本来感じたことをそのままでいいはずですし、人の感想に踏み入る権利は誰にも無いです。漫画だけではなく作品の受け取り方って人それぞれだと思うので、そこをそこまで否定することは誰にもできないはずです。

炎上が話題になります。前回の記事も炎上案件の議論の一つとして思わぬ形で広まったようですが、前回の記事はかなり曖昧な捉え方をした文章になっていると思います。

このブログで特に気を付けているところは、そこです。
最初から私には考察ブログは無理だと思っていました。
決めつけることもできないし、そこまで考える能力も無い。だからこそ、色んな意見があっていいという風に記事をまとめて、感想ブログの形をとっています。

前回の記事は極力その場にあることだけをまとめました。
個人的には考察ってそういうものじゃないかな、と思っているからです。いろんな考え方があるでしょう。ただ多くの人に語り掛けるように書く場合は、そのような形式をとったほうが良いかなと思うので…おのずとああいった記事になりました。

作者の意図を勝手に解釈し自分の受け取り方を絶対として広めることは、あまり好ましく思っていません。誰かの意見を否定するのもです。
そういう考えもあるんだな、と存在を許容できたら炎上なんてすぐ収まると思います。

でも多分昨今のブームでは無理でしょう、と考えているのが本音です。
色んな人がいるってことは、許容できない人もいると言うことであるからです。

ではこのネット上に蔓延る洒落にならない罵詈雑言などをどう受け止めるのか…という話ですが、受け止めなくていいと思うし、攻撃しなくてもいいと思っています。作者の言葉を武器にすることもできるだけしたくないですし、そんなことよりも漫画を読んで、自分の思ったことを大切に。感想は「誰か」に届けて。そうしていれば、純粋に作品を楽しめるのかなって思います。

こうやって頭の中を整理するには、とてもいい場所として使えている気がします。
なんちゃって考察ブログと書いていますが、感想ブログにしては考えすぎなのでそう言ってるだけなのかな。自分のこともよくわからないので、考察ブログは一生無理ですね。

名探偵コナン スピンオフ『ゼロの日常』は作者がどこまで監修しているか

タイトル迷子。

たびたび話題になっていますね。
青山剛昌はゼロティをどこまで描いているか」
サンデー本誌には書いてませんし、公式ツイッターアカウントで「青山プロット」という場合と言わない場合があるので正確な答えは『ゼロの日常 単行本巻末おまけページ』にあるので是非購入してみてほしいんですが、そのオマケからざっくりと新井隆弘先生と青山剛昌先生の役割を考えてみたいと思います。

とりあえずこんなの作りました。

https://pbs.twimg.com/media/D6qTjG6VUAAbBD1.png

インタビューなどで明らかになっているのは、青山先生・新井先生・担当編集で毎話一緒に打ち合わせしながら進めているということです。
また青山先生は連載二本やってるつもりだとか。
『完全監修』ってこういうことですね。

各巻感想にざっくりと書いていますが、文章では伝わりきらないほどのネーム修正、コマ割り変更、台詞追加、設定追加。
まじで鬼の修正赤ペン先生といった感じで…いや青ペン先生かな。
ついてってる新井先生、いろんな意味で凄いなと(ファン対応も大変だと思います…)。普通の人ならひねくれちゃいそう。
でも先生良い人そうですし、努力も見えるので応援したくなります。

青山先生はもともとプロットを作らず、いきなりネームを描いてしまうそうなんですが、そのせいかゼロティのプロット時点で完璧にストーリーが定まってるわけではなさそうです。
自らのプロットで新井先生のネーム見て納得いかなかったのか、新たにネームを書き足したり展開を変えている様子が修正画から読み取れます。
週刊連載ならではのライブ感と表現してみます。
そのたびに最初から新井先生は色々絵柄も含めて描きなおすわけで…。
また新井先生プロットも、相当青山先生が手を加えています。
小さな台詞追加に、大きなコマ割り変更指示。
アニメでいうとこの監督と作画監督みたいな関係なんでしょうか?

だから普通の作品より、手間がかかってるように思いますね。
コナンが休載の時にゼロティが連載されますが、それはコナンの休載分を埋めるだけではなく、ゼロティを作り上げる時間も考えると良いペースなのかもしれません。

新井先生の影響

新井先生が入ることで大きく変わることは画風なのですが、キャラの顔、とくに表情に青山先生の修正はいるため原作から違和感が少ないのもゼロティのポイントだと思います。
でも新井先生自体の画力とか気合の入りかたが合わさったときは、コナンの描写を越えているなぁと思う時もありますね。
コナンと比べるとかなりセリフが少ないので(漫画界で2番目に台詞が多い漫画とか言われてるし笑)
『間』のとり方が全く違っていて、その間を新井先生の画力で魅せる!ってのがゼロティなのかもしれません。
セリフの少ない見開きシーンとか、風景描写はかなり良いシーンになってると思います。
おまけ修正ページをみると、そこに青山先生が培ってきたコマ割り修正画聞いているなと思うことも多いです。
場面の転換など、漫画描いてる人は凄く勉強になるんじゃないかな…。

またスピンオフキャラの鶴山のおばあちゃまのキャラクターデザインに関しては、青山キャラには居なかったキャラではないでしょうか?
上品なおばあちゃま。そこに青山先生が入って、楽しいキャラが出来上がったように見えます。

新たなキャラ描写

安室透に関しては、多分基本設定はスピンオフが始まる前から変わってないんですよね。
ゼロティで新たに掘り下げることで見えるものが違う、というだけだと思います。
ただ、たまに安室さんが髪をかきあげて、青山キャラ特有のキザ感を出したり(それを心の声で突っ込む風見)、日常をにっこりと見守っている彼の姿は、原作では見ることのできない姿なのかな。
多分原作の終わりが見えないと、本来見ることの出来なかった姿だと思います。
安室透と降谷零もそこまで差があるように感じないのも意外でした(なお過去編の降谷は謎)。
降谷と安室はフラットに繋がってるっぽい。

梓さんは安室さんが登場する随分前から原作で何度か出てきたキャラなので、今まで実はあった裏設定が放出された感じありますね。
青山先生は容疑者にまで裏設定を作ってるらしいですし、家族と自宅が出てきたキャラって珍しいので、ある程度彼女は固まってるのかも。
明るく人懐っこい感じと、生活をきちんとしてる感は原作から変わってません。
でも米花町の看板娘感は強くなったかな。
安室との関係はゼロの日常でどこまで触れるのか、触れるべきなのか、そうではないのか。
一読者の自分にはわかりません(笑)
でも原作に安室とセットでちらちら出てますし、どっちでやっても不思議じゃないのかな…とは思いますね。青山先生、ラブコメは自分で描きたいのかな。

風見パートは話の青山先生も絵の新井先生もノリノリって感じで。
実は風見の日常なのではという噂もありますが(本当か?)凄く気に入られてますね。
誰がこんなに面白いキャラになると思ったか。
風見は原作では数ページ出てきただけなので、自由度が安室や梓より高い分、事件の起きないゼロティでは大活躍してくれています。
原作メインのファンからするとかなり愛着が沸いてきたんじゃないかなぁと、感想見てると思います。
(映画からの風見ファンは動揺してるのかな)
なんかこのまま警察学校編にも出てきそうな風見さん。どうやって?わかりませんが。

一度か二度出てきただけのキャラが再登場するのも、ゼロティのおもしろさなんですが…。

そろそろ警察学校編ですよね!
既に青山先生がプロット描くよ~ということを発言されています。
予告からはじまるまで結構長かったのは現代編が意外と好評だったからかもしれません(まだ始まってないけど)
色々と登場キャラクターも変わるだろうし、梓さんも風見さんも出演は難しいと思うので、この辺で振り返っておきました。
出なくなったら、寂しいだろうなぁ…。
1年で梓も風見も、ハロも!そして「安室透」も本当に好きなキャラになりました。
また会える日を期待しています。(まだ終わってないけど)
新井先生、頑張って!

以下検証軽く失敗した画像

 

〔雑記〕記事更新が遅刻する理由とか、ただ遅刻してるだけだったりとか

なんか、落ち着いたと思ったらいろいろあり…。
少し家の事情(言ってしまうと身内に不幸がありました)でバタバタすることが多くなりそうです。
なので記事更新も当日更新だったり後日更新だったり、しなかったりすると思いますのでご了承ください。
去年から落ち着かない日々を過ごしていたのですが、そのたびに名探偵コナンに助けてもらっています。
本当に…心の支えです。

〔感想〕サンデー 名探偵コナンFILE.1034 ドジだから

かなり忙しくてブログ更新どころかネットに触れられないどころか携帯電波も届かない場所に数日居ました。超つかれた。なんとかひと段落しそう。

遅くなったけどさくっと感想。

まず「MAO」ですよ!高橋留美子の帰還ですよ。
やっぱり1話のワクワク感すごいなぁ…。
ちょっとグロテスク感もあり、こっち系るーみっくか。と思いつつ。このキャリアでこのグロ系ジャンルを連載開始する凄さを感じます。

さて「コナン」
高橋留美子帰還&ラムネタで≪山村≫と≪若狭留美≫の邂逅ですし『うる星やつら』ネタを散りばめてるんですが、ギャグ回ということではありませんでした。
犯人は分かっているのでどうトリックを暴くのか…歩美ちゃんお手柄でした。
探偵団回の良いところは、子どもたちが犯罪を暴くことに一役を買うことだと思います。
歩美ちゃんがまた人質になるかと思いきや、犯人を観念させましたね。
そうだよあなた教職持ってるのに、子どもに何をさせてるんだ!
あまりに死体慣れしてくると読者も麻痺しますが、たまに素の価値観に戻りますね…。

結局山村に麻酔針打ち込んだわけですが、その姿をコナンは若狭にばっちり見られてしまいました。
若狭先生も悪い顔を…。
ただ「うっかり見られた」のか「わざと見せた」のかが問題かもしれません。
コナンの心情が書かれていないので後者かなと思いますが、その場合なんのメリットがあるのか?
まあ…若狭を敵だと認識していないからこそ目の前で時計型麻酔銃を使ったのかな。

歩美ちゃんの私が四つ葉のクーローバーをこっそり手放した若狭。
あれコナンが拾ってたら面白いね??
幸せなんていらない、という彼女の意思にもとれました…。
もしかしたら誰よりもハードボイルドかもしれない、若狭留美
若狭にはベルモットで言うところの新一&蘭のようなエンジェルはいないのだろうか。

 

疲れてるのでこの辺で。

〔感想・浅香考察〕サンデー 名探偵コナンFILE.1033 幸運の御守り&拳の書

いきなりネタバレ注意。

倒叙ミステリーの2話目。犯人は誰か分かってる。さてどうやってトリックを暴く?
表紙の歩美&灰原がトニカクカワイイ(今回のオチなしはなんなんだ!)

若狭先生の死臭の話勉強になりますね。使い道は無いです。
にしても顔が怖い(笑)
山村の作画がなんか可愛くて(初めて思った)癒し枠かな?って思ったんですけど倒叙ミステリーなので「今泉くん」枠ですね。今泉は間違った推理を堂々披露してへっぽこっぷりをアピールしていくのが似ています。キャラの姑息な感じも。間違っても西園寺では無いんですよ。古畑任三郎はコナン??
あと多分「雷様殺人事件」とか「鬼嫁が旦那をビリビリーって感電死」とか「暗いよ狭いよ怖いよ」とかそのへんも【うる星やつら】ネタ(詳しくないので間違ってたらすみません)。青山先生は多分この回をアニメで見るために書いてます。

さて被害者が殺された原因について確定しましたね。根拠は名刺をたくさん持っていた…。これはハードボイルドものあるある?

情報を聞きだしやすい肩書きに変える探偵とか…
潜入先に溶け込みやすい人間に成りきるスパイとか…
相手をだましやすい人物に成りすます…詐欺師とか…

コナン君、二つ目それはある人を想定して言ってませんか(笑)
こんな殺され方するくらいだし結婚詐欺なんてやるもんじゃない。恨みがすんごい。
分からないのはやはりトリック。鍵は泥と閉じ込められた女。
さっき青山先生が「一周回って知らない話」で共犯はないと断言してたので、犯人と女の二人の共犯はありません(メタ)
そしてまたしても自由行動をとる歩美ちゃんのおかげで、車の移動に気づいたコナン。んーどうやった?写真の遠近法ですかね。

今回のトリックは次回で解けるはず。
でもこのシリーズは重大な回想…若狭留美が思い出す羽田浩司…。これ、好き同士でしたね?
若狭=浅香だとすると、二人の接点は生まれますが…。ここでちょっと自分のための関係整理。

浅香と羽田について

羽田浩司…羽田秀吉の義兄。
アマンダ・ヒューズとともに殺害される。
ヒューズのボディーガードをしていたのが浅香であり、事件以降失踪したため容疑者として追われている。

今回の浩司の言葉について。

それでも僕を…殺すと言うんですか?

若狭に向けて言われてるようですが、二人の関係は一体…。
若狭は浩司を殺そうとしていた、というのが確定なのでしょうか。
それを浩司は知っていた。そして回想絵から浩司の死体を若狭は見ていることが分かります。
「馬鹿な奴…」は誰の言葉でしょうか。浩司でも若狭でもなさそうですが…その人が浩司を殺害したのでしょうか。もしくはアマンダ・ヒューズ?第三者がいるかもしれません。

「遠見の角に…好手あり」ってね…

この意味は?

引用:遠見の角に好手あり:将棋格言解説|将棋講座ドットコム

主に相手陣への利きを生かして攻めるために自陣へ角を打つと、攻防に利いて遊び駒になりにくく、また狙われにくいため、好手になりやすい、ということ。

ここから考えられるのは誰かがスパイだということですかね。

それは浩司か若狭かアマンダか。まぁ若狭なんでしょう。
アマンダ・ヒューズが黒か白かは謎ですが、FBIやCIAに顔効きできるほど、かなり力を持っていたという設定でしたよね。
でも若狭が浩司にスパイする意味が分からない。どちらかといえばアマンダ・ヒューズのほうにスパイをしかけていたのでしょうか…。
若狭が灰原の組織レーダーに引っかかっていた件もあります(奥にいた黒田を無視した場合)。
組織の人間としてアマンダにスパイをしかけていた。そして浩司を殺そうとした。しかし若狭はそれを後悔している…。ということになるんでしょうか。
目を押さえるのは、浩司が死んだときと関係あるのかな。
先に「これ、好き同士でしたね?」って書きましたが、恋人という関係にもなれなさそうですが…御法度の恋?うわ切な。まぁ予想なんですが…。

こう考えると若狭留美という人に一気に人間感、深みが生まれた気がします。

若狭自身は悪い人ではないと感じます。灰原もそんなことを言ってますし。
しかし若狭が身を置いていた場所が不穏です。
もし組織の送り込んだスパイなら、若狭自身が手を汚してきた人ということになりそうですが、灰原と同じ境遇ということにもなりそうです。だから灰原は若狭を嫌いじゃないと言ったとかそういう展開もありでしょうか。
組織でないとしたら?
安室のようにどこかの機関に身を置いて、組織の捜査にあたっていた可能性もあります。
公安は無いと思うんですよね。安室が居るし。
とするとFBI…どうかなぁ。CIA…これもなぁ。とくると、まだ出てないのは散々考察であがってるだろうイギリスの諜報機関MI6

さてどうなるラム編…。
将棋に関しては命がけの復活シリーズの洞窟編も関わってると思うんですが。名探偵コナンの謎って多分この将棋関連が解けると一気に紐解けるんじゃないかなぁと思ってます。

 

 

さてサンデー付録の拳の書にも触れておきます!

ご鑑賞後にお開きください。

の大きな文字がなんか好き。NOT FOR SALE!

青山先生の映画冒頭プロット。下敷きにして映画グッズにしたら売れるんじゃないだろうか(笑)メモ書きだし、コピーで黒くなってるっぽいですけど、編集さん来年からは死守してください。
面白かったのがリシのキャラデザ。新一か安室のような姿だったなんて!糸目でいいよ。糸目最高。タケシみたいでいいよね。色黒だったのは安室の名残なんですかね。
他にも絵コンテ修正がたくさん。めちゃくちゃ描いてるよ青山先生。多分、他にもあるんでしょうね。
今年の紺青の拳には作画マンの絵が上手すぎるとかでキッド青山原画がありませんでしたが、この絵コンテを見ればキッドファンも満足できるのでは(?)あの顔もこの顔もゼロティのように青ペン先生されてます。
小さな新蘭描写も青山先生だったんですね。キャラクター描写が原作に近かった今作。監督が原作を愛している以外にも理由があるのかも。
そしてこの京極と園子も青山先生のイラスト案だったのかーー!
あのシーン印象に残ってます。そこからの展開も好きです。

コナンファン、絶対手に入れてくださいね。拳の書!

 

今週のクエスチョン 自身を3つの単語で表すとしたら、何になりますか?

殺人・ラブコメ・漫画家(笑)。(青山剛昌

 

ぶれない先生です。