名探偵コナン96巻 名探偵図鑑「三澄ミコト」(アンナチュラル)についてあれそれ
相変わらずタイトルセンスが無い。
96巻の青山剛昌の名探偵図鑑。ちなみに紙版にしか載ってません。
今回は三澄ミコトでした。つまり石原さとみさんイラスト。
たまに勘違いされてますが、あれちゃんと見て文章も先生が書いてますから!
これについてアンナチュラルの脚本家 野木亜紀子さんが呟いていましたので引用させていただきます。
記念に買いました。キャスト・スタッフ共にとても喜んでおります。青山先生、ありがとうございました!#名探偵コナン#名探偵三澄ミコト#アンナチュラル pic.twitter.com/Qxsp4JL7EB
— 獣になれない野木亜紀子 (@nog_ak) April 17, 2019
帯で隠れてますが、青山先生も「クソが!」属だそうです。
— 獣になれない野木亜紀子 (@nog_ak) April 17, 2019
今月のダ・ヴィンチのコナン特集でもアンナチュラルについて言及してくださっていて、小学館の方が該当ページを送ってくれたのですが、おそれ多くてのけぞりました。
— 獣になれない野木亜紀子 (@nog_ak) April 17, 2019
今月のダ・ヴィンチというのはレビュー済。
ここでも触れましたが、詳しく書いとこうと思います。
ダ・ヴィンチ2019年5月号 青山剛昌ロングインタビュー 一部抜粋
青山:もちろん、たまには飽きそうになることもありますよ。でもそういうとき、アニメ化、映画化が背中を押してくれたみたいに“俺にもこういう作品がつくれるかな”って刺激を与えてくれる推理ドラマがときどき現れるんです。最初は『古畑任三郎』で、それまでは日本にあまり面白いミステリーがないと思っていたけど、あのドラマをきっかけに認識が変わった。負けたくない!って思ったのも初めてだったかもしれない。最近では『刑事ゆがみ』も好きだったけど、ダントツは『アンナチュラル』ですね。頭から尻尾の先までなにもかもが面白かった。たとえば第3話、三澄ミコトのかわりに中堂系が裁判で証言する場面がすごく好きで、中堂って、口が悪いんですよね。悪態をつきながら、でも淡々と真実を語りあかしていく。俺もあえてコナンには”バーロ”とか言わせていますけど、探偵役ってちょっと口が悪いほうが説得力があるんです。それから三澄と東海林夕子という自立した2人の女性が築く友情もよかったなあ。信頼しあっているのに、べたべたしすぎないのがいい。
(省略:まだまだ続くアンナチュラル語り)
青山:これまで、ラブコメとミステリーを両立させる作家は俺以外いないと思っていたんですよ。俺が一番、って意味じゃ無くてね。単純に、融合させる人がいないと思っていた。だけど野木さんは、どちらも書ける。両立させた作品を書けるはずですよ。いつか劇場版『コナン』の脚本も書いてほしいくらい。
(略)
べた褒めですね(笑)
そういえばコナンには決まった解剖医キャラがいないので、そのうち出てくるフラグのような気もします。
野木さんといえば『逃げるは恥だが役に立つ』青山先生がハマっていたドラマです。
青山剛昌30周年本(2017年発行)でも言及があり、青山先生は「ラブコメの大傑作」とおっしゃっています。青山先生は日本(限らないとは思いますけど)のミステリーとつくドラマやラブコメは大体見ていらっしゃって、そのなかでも大傑作というんだから相当ですよね。そういえば「掟上今日子の忘備録」も野木さんでした。88巻の名探偵図鑑に今日子さん載ってます。
コナン劇場版ってのは多分本気で言ってて、この流れでコナンの脚本をすることになったのが「福家警部補の挨拶」の大倉崇裕さん。から紅と今年の脚本家でもあります。青山先生が福家ドラマのファンになって、そこからテレビシリーズの脚本をかいてそれも評判で…という流れ。こないだの映画プレストーリー「フードコートの陰謀」も面白かったですね。イマジナリーコナン(笑)
野木脚本でどんな映画ができるのか想像できませんが、見てみたくもあります。
今年の映画もラブコメ祭りでしたが青山先生が大きく手を入れていますし、テレビアニメでもラブコメは原作回でしか殆ど無いので、他の人が書くラブコメというのはなかなかお目にかかれません。
青山先生は年々コナンは殺人ラブコメだ!主張を大きくされてますし、もっとアニオリもラブコメしていいと思うんですよね。まーでも難しい。女性の方が上手いと思います。(今年の監督しかり)どうなるんだろうなぁ。
この記事があとで発掘されるように願ってます。
あとで映画レビューあげます。